こんばんは、アフロ酒井です。
以前にエンクロージャーと音について書かせていただきました際に、
鳴きの少ない小型の箱を制作すると言っていましたので、途中経過を報告したいと思います。
コンセプトはAudio MachinaのCRM+CRS並に箱鳴きが少ない(強度がある)物を目指すこと。
かつ手軽に安く作れる事です。
サイズは横幅と縦幅はそっくりそのままAudio Machinaを真似しましたが、
奥行きはそれより少し長いくらいです。
板厚はなんと40mmです。
YAMAHAのYST-SW1000などに使われているGTラックと同じ厚さです。
写真を見ていただけると分厚さがよく分ると思います。


通常このサイズのスピーカーでこんなに板厚があるスピーカーは無いです。
分厚くなる事で強度や重量が増え、余計な鳴きは抑えられますが、
手間やコスト、その他にも出音に多少の弊害が出ますのでメーカーさんは、
こんなばかげた物は作りません。
ですが逆に言えば、メーカーさんがやらない事を出来るのが自作の醍醐味ですね。
余談ですが、バックロードホーン型のスピーカーの市販品が最近は出ていないのも、
手間やコストがかかる(量産出来ない)からです。
材料は床用パーティクルボードを2枚圧着しています。
ホームセンターで900×600×20mmサイズで1000円ちょっとで買えます。
このサイズの物を作るなら2枚も買えば十分です。
フロントバッフルのみゴムの集成材を使っています。
写真は少々見栄えが悪く、周りにパテが付着しています。
通常パテなど要りませんが、ホームセンターで木をカットしてもらった際に、
精度が悪く、組み上げるとあちこちガタガタだったのでパテで埋めています。

作業は大変ですが、後で平面が出るようにサンドペーパーで削ります。
最後に使用ユニットについてですが、
ウーファーにはAlpair6M、ツィーターにはMorel社の物を使っています。




ツィーターはAudio Machinaと同等の物です。意外な価格で販売されていますので、
気になる方は探してみてください。
完成までもう少しですので、完成しましたらまたご報告させて頂きたいと思います。
メーカー製の完成されたスピーカーも良いですが、
自作には自作の良さがありますので、興味のある方は自作に挑戦してみてください。
最後に年末年始のアフロオーディオの営業日についてのお知らせです。
アフロオーディオは年末は12/28日までが営業日となります。年始は1/4日からとなります。
12/29~1/3日まではお休みとなりますので皆さんお気をつけください。